めまい


からだのバランスを保つ機能に障害が起こるとめまいが生じます。原因はさまざまですが、耳の問題によって起こるめまいが多くみられます。

 

めまいの感じ方は、「自分が回っている」、「まわりが回っている」、「ふわふわする」、「引きずり込まれるように感じる」などさまざまです。症状が強い時は起き上がることもできません。

 

平衡感覚をつかさどる器官には三半規管、耳石器、前庭神経、脳幹、視床、大脳皮質があり、このような平衡器官のどれかが障害されるとめまいを生じます。

 

めまいの原因を大きく分けると、耳が原因のめまい、脳が原因のめまい、特に高齢者に多いめまい、に分けられます。

 

耳が原因のめまいは、回転性のめまいや頭の角度や位置によって生じるめまいが多く、脳が原因のめまいは、ふわふわするようなめまいが多くみられます。

まず内耳や前庭神経、脳幹部に血液を供給する血管(主に頚部の動脈)を拡張して血流を増やすことに加えて、細胞周囲の循環を高めます。問題を起こしている部位の細胞の環境を整えることによって、低下していた機能を回復させ、めまいの症状を緩和していきます。

ベッドで横になり、リラックスした状態で治療を行います。

 

全身を温めながら治療することによって、循環状態を高めます。


ソフトレーザーを使って、脳幹と首に対応した治療点を治療します。

 

流れを滞らせている炎症を抑えることで、循環が高まり、脳への血流や細胞の機能が改善します。

 


専用の木製棒を使って、脳や内耳、前庭神経に対応した治療点を治療します。

 

流れを滞らせている障害を取り除き、炎症を抑えることで循環が高め、低下している細胞の機能を回復します。

 


スーパーライザー(近赤外線治療器)を使って、自律神経を整えます。興奮している交感神経を和らげることによって、気分を安定させ、全身の循環を改善します。

 



からだのバランスを保つ機能に障害が起こるとめまいが生じます。

めまいの感じ方は、「自分が回っている」、「まわりが回っている」、「ふわふわする」、「引きずり込まれるように感じる」などさまざまです。日常的な症状ながら発症すると生活に大きな影響を及ぼします。

 

平衡感覚をつかさどる器官には、三半規管、耳石器、前庭神経、脳幹、視床、大脳皮質があります。いずれが傷害されてもめまいがおこります。 

 

三半規管

:身体の動きや回転を捉えます。傷害されると回転性のめまいを起こします。

耳石器

:加速度や重力を捉えます。傷害されるとふわふわするようなめまいを起こします。

 

前庭神経

:三半規管と耳石器の情報を脳幹に伝えます。傷害されると強い回転性めまいが起こります。

 

脳幹

:身体の位置や平衡を司る神経が集まります。傷害されると回転性のめまいが起こります。

 

視床・大脳皮質

:脳幹からの情報と他の情報を統合します。傷害されるとふわふわするようなめまいを起こします。

 

原因を大きく分けると、耳、脳、高齢、の3つに分けられます。

耳が原因のめまいは、内耳にある三半規管や耳石器または前庭神経が障害されることによって起こります。近くには音を感知する蝸牛があって支配する神経も近いことから、多くの場合に難聴、耳鳴り、耳閉感などの症状が同時に発症します。主な疾患はメニエール病、突発性難聴、騒音性難聴、薬剤性難聴、前庭神経炎、聴神経腫瘍などがあります。早期に治療を行えば完治できる可能性も高まりますが、発作を繰り返したり、症状が残ってしまう場合も少なくありません。

脳が原因でおこるめまいは、ほとんどの場合は耳鳴りや難聴、耳閉感を伴いません。めまい自体も耳性のめまいにくらべると軽いことが多いです。脳の障害によるめまいの特徴は、物が二重に見える、顔や手足がしびれる、力が入らない、手がふるえるなどの症状があらわれます。また、いままでに経験したことのないようなめまいだと感じることが多いようです。主な疾患は脳卒中、椎骨脳底動脈循環不全、てんかん、良性発作性頭位変換性めまいなどがあります。脳卒中や椎骨脳底動脈障害の場合のめまいは、原疾患の症状の1つとして現れているものなので原疾患の治療を優先するべきです。

老人性のめまいは老化による機能の低下が原因となります。主なものとしては平衡感覚器官の低下、血圧調整機能の低下、その他の内科的疾患の症状などです。特に多いのが起立性低血圧、椎骨脳底動脈循環不全、脳梗塞・脳出血、脱水です。なかでも起立性低血圧によるめまい(立ちくらみのような感じ)はもっとも多いと考えられ、血圧調整機能低下やパーキンソン症、多発神経炎、薬の副作用などが主な原因です。

腫瘍や薬の副作用などの場合は原因を取り除かなければなりませんが、それ以外の原因について遠絡療法では、障害されている部位の神経に関連する流れが滞ることによって神経が炎症を起こしている、または神経細胞が障害されていると考えます。(この炎症は検査ではあらわれないものです)これに対して経絡を応用した治療によって神経とその周囲の循環を改善し、炎症を抑えて組織の修復を速めていきます。

 

めまいの症状が強烈な場合(目が回って何もできない)や難聴や耳鳴りと併発する場合は、まずはできるだけ緊急に専門の病院で治療を受けることが第一です。それでも聴力低下や耳鳴り、めまいが残ってしまうこと、発作が繰り返されることが少なくありません。

 

この場合の原因は内耳の細胞の障害や前庭神経の炎症と考えられ、遠絡療法で改善が期待できます。

 

遠絡療法では、まず内耳や前庭神経、脳幹部に血液を供給する血管(主に頚部の動脈)を拡張して血流を増やすことに加えて、細胞周囲の微小循環の活性化と血液を運び出す血管(主に頚部の静脈)の働きを高めて、内耳および脳幹の血流と循環状態の改善をはかります。

 

さらに障害部位に対応した治療点を応用して、内耳の細胞や前庭神経に関係する流れの滞りを取り除き、炎症があればそれを抑えます。細胞の脱落や変性、長期に及ぶ慢性的な炎症を起こしている場合は、回復するために時間がかかり、完全に回復できるかはわかりませんが、いままでの経験では症状の改善によって日常生活での問題が減り、気にならなくなる方が多いです。

 

また日常生活の疲労やストレスは交感神経を興奮させて脳への血流を減らすことから、回復を速めるためには交感神経が興奮し続ける時間を少なくすることが大事で、これには趣味や好きなことをするなど心身がリラックスして副交感神経が高まることや適度な運動や規則正しい生活が効果的です。

 

遠絡療法では、中枢となる脳幹(橋や延髄)、間脳の血流や循環を高めることにくわえて、原因となっている内耳に対応する治療点を利用してダメージの修復を促進しますので、日常生活を気をつけることと合わせることで、症状改善の可能性が高まります。

 

脳卒中や椎骨脳底動脈の障害が原因のめまい、老人性のめまいについては医療機関にて基礎疾患の治療を行ったうえで残った症状に対して遠絡療法による治療を行います。

この場合も脳や脳幹、頸椎など原因となっている部位に対応する治療点を応用して、神経細胞や周囲の循環を改善し、回復可能な部分の修復を促していきます。

 

一般的に症状固定で治らないといわれるような症状も、治療を続けることで改善することがありますので、あきらめずに治療を行っていきます。