実際の治療症例  首・肩・手の症状


  1. 腕の痛みとしびれ 60代男性 (頚椎症)
  2. 腕の痛みとしびれ 40代男性 (頚椎症)
  3. 首の痛みと腕のしびれ 60代男性 (頚椎神経根症)
  4. 腕のしびれ 50代男性 (頚椎椎間板ヘルニア)
  5. 手の痛みとしびれ 50代男性 (後縦靭帯骨化症)
  6. 五十肩 50代男性
  7. 五十肩 60代男性
  8. 首・肩の痛み 40代男性

ケース1 頚椎症 腕の痛みとしびれ 60台男性

症状  5年前に頚椎症と診断されて治療を受けた。しばらく落ち着いていたが、半年前くらいから5年前と同じように少しずつ右腕の痛みが気になるようになり、3ヶ月前には痛みで腕を挙げるのが辛くなった。寝ているときもちょっとした動きで激痛になるので良く眠れていない。 
経過

症状を確認したところ、遠絡療法では頚椎と腰椎のレベルで障害が出ていると考え、両方の炎症を抑えるための施術を行った。初回の治療後には痛みが半減し、腕を上げられるようになった。その後、3回の施術でほぼ痛みを感じなくなり、運動も問題なくできるようになった。

感想

昔から体が丈夫で病気や怪我はなく、風邪もひいたことがなかった。5年前の頚椎症の痛みのときには痛みがなくなるまで半年くらいかかったが、今回は同じような症状が1ヶ月もかからずに治まったのでよかった。しばらく休んでいたテニスをしても痛みが戻っていないので、首には気をつけながら運動もしっかりやっていきたい。 

ケース2 頚椎症 腕の痛みとしびれ 40台男性

症状  5年前に頚椎症と診断されて治療を受けた。しばらく落ち着いていたが、半年前くらいから5年前と同じように少しずつ右腕の痛みが気になるようになり、3ヶ月前には痛みで腕を挙げるのが辛くなった。寝ているときもちょっとした動きで激痛になるので良く眠れていない。 
経過

症状を確認したところ、遠絡療法では頚椎と腰椎のレベルで障害が出ていると考え、両方の炎症を抑えるための施術を行った。初回の治療後には痛みが半減し、腕を上げられるようになった。その後、3回の施術でほぼ痛みを感じなくなり、運動も問題なくできるようになった。

感想

歩くときの振動だけで何もできないくらいの痛みがあるときは本当に辛かった。仕事もまともにできない2ヶ月だったので、痛みがなくなったのはとても助かった。普段の生活や仕事での姿勢や習慣にも気をつけつつ、おかしいと思ったら早めに治療を受けにこようと思う。

ケース3 頚椎神経根症 首の痛みと腕のしびれ 60台男性

症状  1年ほど前から右腕に痛みが出たり治まったりを繰り返していて、3ヶ月前に急に痛みが強くなり、常に痛みとしびれが指先まで出ている。酷いときは歩くときの振動だけで吐気がするほどの痛みとなる。上を向いたり横を向くと痛みが強くなる。忙しくて病院には行っておらず、マッサージなどで首や背中をほぐすと少しだけ楽になるがすぐに辛い状態に戻ってしまう。
経過

まず整形外科での検査を勧める。痛みとしびれが主症状であり、手足の運動障害はみられなかったため、頚椎自体に負荷をかけない遠絡療法を鎮痛目的で頚髄と頸肩部のラインに対して炎症を抑える施術を行った。治療直後は痛みの強さが2割ほど弱まったくらいであったが、翌日以降は痛みが半減して発作的な痛みの回数も少なくなった。週に1回の施術を続けたところ1ヶ月で痛みとしびれがほぼ気にならない程度に治まったので、機会を見つけて病院で検査を受けることをすすめて治療終了となった。

 

感想

5年来のしびれが数回の治療で良くなりとてもよかった。しびれや痛みがあるとやる気がなくなってしまうが、症状がなくなるとストレスなくとても元気になるのを実感した。全身の調子も良好でいい状態。

ケース4 頚椎椎間板ヘルニア 腕のしびれ 50台男性

症状  右腕に痛みとしびれがあり、痛みが強いときには何もすることができない。歩くときの振動で腕がズキズキ痛み、生きているのが嫌になるくらいに辛い。鎮痛剤と注射などで少し痛みは改善したが、常にある痛みとしびれによって精神的にも余裕がなくなってきた。
経過

右腕の症状の主な原因が腰椎レベルの脊髄の炎症と考え、炎症を抑えることを目的に遠絡療法を施療。腰椎レベルと頚椎レベルを中心に治療を行った。初回治療後に右上肢の痛みは半減、翌日には症状が戻ってきたが週1回のペースで継続治療を行った。2ヶ月程度で痛みとしびれは初診時の4割くらいとなり、気にはなるものの仕事や日常生活は普通にこなせるようになった。

感想

常にある痛みとしびれによって精神的に参ってしまっていた。歩くだけでも耐えられない痛みがあるので何もできずに仕事にも支障が出てしまっていた。病院での治療はあまり効果がなく非常に困っていたが、遠絡療法で完全ではないものの普通に仕事もできるようになってとても助かった。

 

ケース5 後縦靭帯骨化症 手の痛みとしびれ 50台男性

症状  交通事故後に右腕の腫れと痛み、しびれ、知覚異常があらわれ後縦靭帯骨化症と診断される。手術を勧められるが受けたくないとして保存的に経過観察をしている。右の前腕に常にちりちりするような痛みがあり、手掌や指が腫れていて手を使うことができない。
経過

症状の出ている部位から頚椎レベルと腰椎レベルの脊髄に炎症が起こっていると考え遠絡療法を施療。初回治療後には右前腕の痛みは半減、右手が少し使えるようになった。炎症が慢性的で強いために症状の戻りが早いことから週1回程度の治療によって、症状の治まっている時間を根気よく長くしていくことを目標として継続。

感想

手術はできるだけ避けたいので、何とか保存的に症状を抑えられる治療法をさがしていた。遠絡療法を受けると痛みが治まり腕が軽くなるのでとても楽になる。少しずつ回復して仕事にも復帰できた。

ケース6 五十肩 肩の痛み 50台男性

症状   五十肩 急に左肩に痛みが起こり、腕を動かすだけで激痛となる。痛みで夜も眠れずに仕事や生活にも支障をきたす。病院で注射やリハビリを受けるが改善しなかった。
経過

知り合いに遠絡療法を受けてみたところ症状が緩和したので、本格的に治療を受けるために当治療室に来院。肩の痛みの原因は腰椎レベルの脊髄の炎症と判断、全身の状態改善と腰の治療を中心に遠絡療法を施療した。初回の治療で症状はほぼ消失。1週間後に念のために2回目の治療を行って治療終了となった。

感想

肩の痛みの原因が腰だと言われて半信半疑だったが、説明のように治療を受けたところ腕を動かしても痛みが出なくなった。肩の痛み以外にも身体全体が軽くなって調子がよくなった。薬や注射を使わずに即効する遠絡療法は不思議で面白いので、同じような痛みをもつ人にも紹介したいと思った。

ケース7 五十肩 肩の痛み 60台男性

症状   五十肩 左腕を挙げたりひねると強い痛みがでる。痛みが出てから1年以上経つが症状は軽くならずに固まってしまっている。左腕が50度くらいまでしかあげられない。安静にしていても関節内に痛みがあり、左手全体がしびれる。その他、腰椎の狭窄症により腰痛がある。

 

経過

紹介にて当治療室に来院。肩の痛みの原因は腰椎レベルと胸椎レベルの脊髄の炎症と判断、全身の状態改善と腰髄、胸髄の治療を中心に遠絡療法を施療した。

初回の治療で症状は半分くらい緩和。左腕も120度くらいまで上がるようになった。初回治療後は3日間くらい痛みが弱い状態が続き、1週間後に2回目の治療。痛みが改善し、腕も上がるようになった。

 

感想

1年以上続いていた頑固な痛みだったが1回で痛みが弱くなった。肩を触らないのに痛みが無くなるのでとても不思議な感じ。4日くらいで痛みが少し戻ってきたが、2回目の治療を受けて痛みが改善した。腰痛も軽くなった。身体全体の治療が一気にできるのでとてもいいと思う。

ケース8 首・肩の痛み 40台男性

症状  頸肩の痛み、手のしびれ 半年くらい前からなかなか眠れなくなり、不安で落ち着かないような感覚に襲われるようになる。集中力や意欲がなくなってしまい、頸肩の重さと痛み、手のしびれが出て仕事が手につかない。総合病院でLoh(ロー)症候群(男性の更年期障害)と診断され、薬を処方されたがあまりすっきりしない。 
経過

不眠や不安感、集中力低下、ホルモン分泌低下などの全身的な症状は間脳(視床下部、脳下垂体)の循環不全、頸肩と手の痛みとしびれは頚椎レベルの脊髄の炎症が原因と考えて脳内と首を中心に遠絡療法を施療。初回の治療で頸肩の痛みは緩和し、数日は睡眠がしっかりとれた。1~2週に1回のペースで数回の治療で頸肩の痛みとしびれはほぼ消失し、睡眠や精神バランスも整ってきたことにより仕事への集中力もでてきた。最初の2,3回の治療後には全身にかゆみがでて、しばらくすると落ち着くようなことがあったが、これは治療によって詰まっていた生体の中の流れの循環が大きく変動した時の一時的な反応であり、詰まりがとれると出なくなる反応である。

感想

まだまだ仕事を頑張らなければいけないときに、自分がどうなってしまうか本当に不安だったが、しっかりと復帰できて本当に助かった。体も気分も軽くなり、いろいろなことへの意欲も戻っている。自分のなかではストレスが原因だったと思うが、気づかないうちにストレスが体に悪い影響を起こしていくのは本当なので、今後は自分の体も大事にしていきたい。

 

ケース9 首下がり症候群 50台女性

症状  頸部ジストニアに随伴した首下がり症状。首肩の痛みを伴い、首をまっすぐ維持できない。常に下を向いてしまう状態で、前を見ることがつらい。
経過

前頸筋のジストニアを原因として首を支える筋肉のバランスがとれなくなった状態であり、ジストニアの原因である大脳、首肩の痛みと筋力低下の原因である脳幹と頚椎レベルの脊髄を中心に遠絡療法を施療。初回の治療で頸肩の痛みは緩和。自宅でのセルフケアとして首を支えるための体幹と背筋群のリハビリと、痛みを和らげるためのエッセンシャルオイルのブレンド処方した。1~2週に1回のペースで数回の治療で頸肩の痛みはかなり緩和し、首の筋力のバランスが回復して前を向けるようになった。難治性ジストニアの改善のためにしばらく治療を継続。

感想 多くの人と話す活動をしているため、しっかり前を向いて話をすることができるようになったことがよかった。痛みも和らいだため、気分的にもとても楽になっている。

 

ケース10 音楽家の腱鞘炎、ばね指 30台女性

症状  弦楽器の練習で左手の第4・5指と手首を痛めた。弦を押さえると痛みが強くしっかり演奏できない。整形外科や鍼灸、整体などに通院して半年以上経過するが大きな改善がみられていない。
経過

手首や指の局所的なケアに加えて、頸椎や胸椎レベルの神経と全身の循環を改善する遠絡療法と首肩と肩甲骨から腕までの筋肉の緊張を緩和するストレッチを行ったところ、徐々に痛みが軽減し、演奏も無理なく行えるようになっていった。2か月程度でハードな演奏以外では痛みが出ないようになり、3ヵ月でほぼ問題なく演奏ができるようになった。

感想