主な症状 |
筋痛性脳脊髄炎・慢性疲労症候群(ME/CFS) |
起立性調節障害(OD) |
自律神経失調症 |
パーキンソン症候群 |
ジストニア |
首下がり症候群(首が上げられない) |
神経変性疾患 |
脳卒中後の痛みやしびれ |
むずむず脚症候群 |
神経系の疾患の症状は、脳や脊髄などの中枢神経系と自律神経系、末梢神経などに起こる複合的な原因によって生じます。特に脳や脊髄といった中枢神経を維持する循環が、滞って炎症を起こしダメージを受けます。流れの滞りが長期間にわたると神経や筋肉などの変性が起こり、非常に治りにくい状態となります。当院の治療は、中枢神経系(脳や脊髄)とその周囲の循環を回復することによって神経の機能の回復と症状の改善をしていきます。
全く起き上がれない程の病的な疲労感の持続と強い睡眠障害が主な症状となる病気です。さらに全身の痛みや自律神経調節障害、認知機能障害、刺激への異常な過敏などさまざまな症状が合わさり、日常生活が送れない状態となる場合もあります。脳内の神経炎症が原因と考えられていますが、まだはっきりわかっていないことと、症状に個人差があり多彩で複雑なため、病院で診断できないことも少なくありません。
自律神経の調節がうまく働かなくなることによって、血圧などの循環機能や内臓の機能が不安定となってしまう病気です。朝どうしても起きられない、いつも気分が悪くて頭などが痛い、立ちくらみ、立っていると気分が悪くなったり失神してしまうような症状がみられます。周囲には気持ちの問題と考えられやすいのですが、実際には神経の病気で治療が必要です。
自律神経は呼吸や循環、内臓のはたらきなど生命維持に必要なさまざまな調節を、意識とは関係なく常に行っています。この調節は交感神経と副交感神経のバランスによって行われていますが、このバランスが崩れてしまうのが自律神経失調で、さまざまな症状があらわれます。誰でもなってしまう可能性があり、原因も多岐にわたりますが、特に更年期や加齢、ストレス、生活習慣の乱れなどによるものが多くみられます。
パーキンソン症候群(パーキソニズム)とは、パーキンソン病でみられるような身体症状が現れる状態の症状名です。手や足のこわばりや動かしにくさ、ふるえ、足が前に出にくい、細かい動作ができない、バランスを崩して転倒しやすい、等の症状です。パーキンソン病と同様に脳内の神経伝達物質の異常によるもので、神経の病気や薬の副作用などが原因となります。
ジストニアは意思に関係なく筋肉が収縮または脱力してしまう病気です。特に顔や首、手足の筋肉に起こり、眼瞼チックや斜頚、手足が固まってしまう等、さまざまな症状がみられます。脳の神経支配と運動神経の配線が狂ってしまうことが原因と考えられます。動作や状況に関係なく発症する場合と、決まった動作を行う時に発症する場合(スポーツ選手や音楽家に多くみられます)があります。
首下がり症候群は、頭が前に下がってしまい前を向いていることができなくなってしまう症状です。首の前側の筋肉が縮んで下を向いてしまう場合と、首の後ろ側の筋肉に力が入らなくなって頭を支えられない場合、その両方が合わさってしまう場合があります。パーキンソン病やその他の神経の病気、薬の副作用が原因となることもありますが、多くの場合は原因がはっきりわかりません。
神経難病の多くは進行性で確実な治療方法が見つかっていない疾患です。筋萎縮性側索硬化症(ALS)や脊髄小脳変性症、パーキンソン病等の神経の変性疾患と多発性硬化症やギランバレー症候群等の脱髄性疾患などです。進行性に身体の動きが制限されていきますが、現時点では主にできるだけ進行を遅くする治療が行われています。当院においてもこれらの病気を治すということは申し上げられませんが、脳や脊髄の循環を改善することによって、症状を抑えたり、身体の動きを改善して生活の質を向上する治療をおこなっています。
脳卒中の後遺症で多くみられるものは、片麻痺(半身の麻痺)や感覚異常、全身の痛み、しびれなどです。一般的には脳の神経細胞は再生ができないため、後遺症として残ってしまった麻痺は完全には治りません。当院は、脳の循環を改善して神経の機能を回復することに加えて、麻痺を起こしている部位の循環を改善し、固まっている筋肉や組織を動かしやすくする治療を行っています。麻痺は治りませんが、身体活動や生活の質を向上することができます。また、脳卒中で発症した全身の痛みやしびれ、感覚異常については、多くの場合で改善することができます。
むずむず脚症候群は、じっとしていると体に不快感が出てきて、体を動かすことで不快感が緩和するという症状です。特に夜間に多いため睡眠が障害されてしまいます。症状は脚に多くみられますが、身体のどこにでも現れます。原因ははっきりわかっていませんが、ドーパミンなど脳内神経伝達物質を調節する薬が効くことがあることから、脳内物質の働きの異常が原因の1つと考えられています。当院では、脳内の循環や機能の調整に加えて、実際に症状の現れる部位に関係する神経全体を整える治療を行うことで効果をあげています。
首・肩が痛い |
首の痛み |
首肩のコリ |
ストレートネック |
腰・骨盤部が痛い |
慢性腰痛 |
坐骨神経痛 |
仙腸関節炎 |
頭・顔が痛い |
顔面神経麻痺 |
強い痛みの疾患 |
帯状疱疹後神経痛(PHN) |
CRPS |
神経障害性疼痛 |
線維筋痛症(FM) |
筋筋膜性疼痛症候群(MPS) |
手術後遺症の痛み |
がん性疼痛 |
神経系の疾患 |
慢性疲労症候群(CFS) |
筋痛性脳脊髄炎(ME) |
起立性調節障害(OD) |
自律神経失調症 |
パーキンソン症候群 |
神経変性疾患 |
首下がり症候群 |
ジストニア |
脳卒中後遺症 |
その他の疾患 |
アトピー性皮膚炎 |
睡眠障害・不眠症 |
更年期障害 |
男性更年期(LOH症候群) |
発達障害 |
認知症 |
難聴・耳鳴り |
めまい |
嚥下障害(飲み込みにくい) |
味覚障害 |
嗅覚異常 |
原因不明の症状、治らないと考えられている症状にお悩みの患者さまは、職場やコミュニティだけでなくご家族にも十分に理解されず、ひとりで苦しんでいることも少なくありません。
病院に行っても原因がわからなければ治療できないため、いろいろな病院や治療法を試して効果がなければ我慢するしかないのが現状だと思います。
遠絡療法はそのような症状に対しても改善を期待できる治療法の一つです。