―「持続性性喚起症候群(PGAD)」でお悩みの方へ ―
性的興奮をしていないのに、性器にうずくような感覚がある
座ったり寝たりすると、性器がピリピリ・ジンジンする
ムズムズ感や圧迫感が続いて落ち着かない
オーガズムを迎えても不快な感覚が消えない
誰にも言えず、理解されないつらさを抱えている
それは、**持続性性喚起症候群(PGAD)**という神経系の異常によって起こる症状かもしれません。
PGADは、性的刺激や欲求とは無関係に、性器やその周辺に性的な興奮に似た感覚が持続的に現れる症状です。
その実態は、「性の問題」ではなく、神経の異常な興奮や誤作動によるものと考えられています。
PGADは以下のような形で現れます:
性器の奥に感じる「重だるさ」「内部からの圧」
持続的なムズムズ感、ピリピリ感、疼くような違和感
排尿・排便の感覚と混ざるような混乱した感覚
オーガズム後も症状が消えず、逆に悪化することもある
特に女性に多い傾向がありますが、男性にもみられます。
PGADは日本ではまだ認知度が低く、医療機関でも「ストレスですね」「婦人科では問題ありません」
と言われてしまうケースが少なくありません。
しかし、PGADの背景には
✔ 神経の過敏化
✔ 骨盤内の神経圧迫(陰部神経など)
✔ 脊髄や中枢神経の興奮の持続
✔ ワクチンやウイルス感染後の神経機能異常
などが関わっていることが、徐々にわかってきています。
明確な原因は解明されていませんが、一般的には以下のような原因が推測されています。遠絡療法では、なんらかのきっかけによって脳や脊髄を中心とした中枢神経系や自律神経、脳内神経伝達物質の代謝、内分泌系などの神経の働きが暴走してしまっている状態だと考えています。
当院では、PGADの症状を「神経の誤作動」として捉え、
身体全体の神経伝達バランスを整える**神経系アプローチ(遠絡療法)**を行っています。
性器や骨盤に直接触れず、手足のツボを使って神経の流れに働きかける施術
薬を使わず、安心・安全な非侵襲的ケア
敏感になっている神経を静め、神経の「誤作動ループ」からの脱却を図ります
ベッドで横になって、リラックスした状態で治療を行います。
同時に体全体を温めて、筋肉を柔らかくしたり、血液循環を高めます。
ソフトレーザーを使って、脳幹と首の循環を改善します。流れを滞らせている障害や炎症を取り除くことによって、脳内の循環を高めます。
専用の木製棒を使って、脳や基底核、視床といった中枢神経の流れを滞らせている障害や炎症を取り除いて脳内の循環を高めます。
蓄積や圧迫がなくなると、機能低下していた細胞の働きが回復してきます。
さらに脊髄や骨盤内の神経、自律神経系に対応するツボを押して、対応する部位の神経の働きを整えて暴走を抑えていきます。
スーパーライザー(近赤外線治療器)を使って、自律神経を整え、全身の循環状態を高めます。
必要に応じて、手技によって固くなっている筋肉や関節(特に体幹)を動きを改善します。
バランスやふらつきの改善をはかります。
◆「毎日がつらくて、生きるのがしんどいと感じていました。少しでも希望が見えて救われました」(50代・女性)
◆「病院では異常がないと言われて絶望していました。こちらで“神経の暴走”かもと言われて納得できました」(40代・女性)
◆「治療を重ねるうちに不快感が軽くなってきました。まだ症状の波はありますが普通の生活に戻れそうです」(30代・女性)
※効果には個人差があります
PGADは、決して「あなたのせい」ではありません。
誰にも言えない苦しみを、少しでも軽くする一歩として、まずは気軽にご相談ください。
「もう普通の生活は送れないかも」と思い詰めている方にこそ、その痛みや違和感が改善に向かう可能性があることをお伝えしたいのです。
あなたの「普通の日常」を、もう一度取り戻すために、当院は静かに寄り添いながらお手伝いします。
PGADは、とても相談しづらい症状です。
当院では、LINE公式アカウントからのご相談・ご予約も承っています。
名前を伏せた匿名のご相談でも大丈夫です。
🔻 LINE公式アカウントはこちら
👉 https://lin.ee/VmNlqB6
持続性性喚起症候群の主な原因中枢は、脳、や脳幹(橋、延髄)、脊髄などの中枢神経系と骨盤内の末梢神経、自律神経などが複合している状態に、脳内神経物質の代謝不全や内分泌の乱れ、心理的要因などが絡んでいると考えています。さまざまな要因が複合しているために個人差も大きく変動なども起こりやすいと思われます。
当院では、持続性性喚起症候群はムズムズ脚症候群や線維筋痛症などの原因のはっきりしない全身性疾患の未病状態(神経などのコントロールがうまくいかない状態)にあたると考えて治療を行っています。基本的には脳や神経に物理的な損傷が生じていることは少ないため、期間とともに緩和していく可能性が高いと考えます。
遠絡療法では、まず脳に血液を供給する血管(主に頚部の動脈)を拡張して血流を増やすことに加えて、脳および脳幹の細胞周囲の微小循環の活性化と脳から血液を運び出す血管(主に頚部の静脈)の働きを高めて、脳・脳幹の血流と循環状態の改善をはかります。さらに障害部位に対応した治療点を応用して、脳・脳幹の神経細胞に関係する流れの滞りを取り除き、炎症があればそれを抑えます。
もし薬剤などによって神経系がダメージを受けた場合は非常に時間がかかってしまうこともありますが、治療を行うことで症状の進行を抑えつつ改善に向かうことも少なくありません。
日常生活の疲労やストレスは交感神経を興奮させて脳への血流を減らして暴走しやすくしてしまうことから、回復を速めるためには交感神経が興奮し続ける時間を少なくすることが大事で、これには趣味や好きなことをするなど心身がリラックスして副交感神経が高まることや適度な運動や規則正しい生活が効果的です。
遠絡療法では原因となっている脳や脳幹、脊髄などの神経に対応する治療点を利用して、神経細胞の循環不全や炎症の除去、ダメージの修復を促進しますので、日常生活を気をつけることと合わせることで、効果的に症状を改善させることができます。
神経難病は対症療法以外には治療法が確立できていないことが多く、進行性の疾患の場合は進行を遅らせることができても徐々に悪化する可能性が高いのが現状です。いろいろな治療法がそれぞれ改善例をもっていますが、どれが正解とは言えないと思います。
遠絡療法は他の治療の効果を邪魔するような機序はありませんので、それぞれ合いそうな治療法と併用することで相乗効果を期待できます。QOLをできるだけ維持できるような治療法として役立てるよう探求を続けます。