陰部痛・肛門部痛(外陰痛症候群)


陰部の痛みには、原因がはっきりしているものと、そうでないものがあります。

原因がはっきりしているもので多いのは感染によるものです。ヘルペスや帯状疱疹で神経痛が残る場合もあります。また、女性ホルモンの低下により、皮膚が薄く弱くなって炎症が起こり、痛みが生じることもあります。

  
原因がはっきりわからない場合は、病院で痛みを訴えても「気のせい」で済まされ、治療しないまま我慢している人が少なくありません。

これといった病気が認められず、はっきりした原因がわからない陰部の痛みを「外陰痛症候群」といいます。外陰痛症候群は、日常的な陰部の違和感や痛み、性交時に痛みがあるのが特徴です。

女性の方が多いですが、男性でも発症することがあり、幅広い年齢層であらわれます。

痛みの感じ方は、ナイフで刺したような痛み、ヒリヒリする痛み、ガラスの破片が突き刺さったような痛み、なんともいえない不快感などと表現されることが多いです。座る、寝るなどの姿勢では比較的痛みが弱く、立ったり歩いたりすると痛むという人が多く、外出もできなくなり、休職せざるを得ない人もいます。原因や治療方法がはっきり見つかっていないために、病院で痛みを訴えても「気のせい」で済まされ、治療しないまま我慢している人が少なくありません。

当院では、原因不明の陰部の痛みの病態は「神経痛」として考えています。

 

「痛み」は、患部から脳に至る神経を電気信号として伝わります。この神経上のいずれかの部分で炎症やダメージが生じると「痛み」を感じます。

 

陰部は特に神経が集中している部位であるため、なんらかのきっかけによって一度痛みを感じ始めると、その神経のルートが過敏となり、慢性的な痛みに移行しやすくなります。


ダメージを受けた神経の部位を特定して、その神経に対応した治療点(ツボのような点)を治療します。傷ついた神経の流れの滞りを取り除いて炎症を抑え、循環を高めて神経の回復をしていきます。神経の機能が回復すると症状も改善します。

 

治療につかう治療点(ツボ)は顔や首、手足にある点を用います。当院では、患部に触れたり刺激を加えることなく、服を着たままで治療することができます。

 

遠絡療法の治療では、早い場合は1、2回で改善が得られます。難治性の場合は、数ヶ月の期間を要することもありますが、ほとんどの場合で改善が望めます。

基本的に服を着たままベッドで横になり、リラックスした状態で治療を行います。


ソフトレーザーを使って顔と喉にある治療点(ツボのような点)を治療します。脳幹部と頚髄の神経の炎症を抑え、循環を高めることによって神経の機能を改善します。

 

特に女性の原因不明の陰部痛は脳幹部が原因となっていることが多くみられます。


ソフトレーザーを使って腹部にある治療点(ツボのような点)を治療します。腰や骨盤の神経の炎症やダメージを修復し、症状を改善します。

 


専用の木製棒を使って、手足のツボを治療します。

主に脳と患部に対応するツボとなるため、中枢性の痛みと局所性の痛みを直接的に改善します。

 

薬や注射、ハリは使わず、患部に直接刺激を加えることもありませんので、どなたでも安心して治療を受けていただくことができます。 



遠絡療法における陰部痛の原因となる主な神経の部位は次のようになります。

 

1)仙椎(骨盤)の脊髄および末梢神経(陰部神経)

2)延髄(脳幹部)

3)大脳

 

これらの神経が障害を起こす原因は、外傷や感染(ヘルペスや帯状疱疹など)、慢性的な負荷の蓄積、ストレス、過労などさまざまなものが考えられます。

さらに自律神経の不調によって血流や循環、内分泌などが低下し、痛みが慢性化し治り難いものとなってしまうことが少なくありません。

 

一般的な病院で処方される抗うつ薬や抗不安薬、神経障害性疼痛の治療薬、または神経ブロックなどは、上記のような部位に働きかけるためです。神経の電気信号をブロックしたり、脳内物質の量を調節したりする対症療法として有効であり、遠絡療法のような神経の炎症や回復を促す治療法と合わせることでスムーズな改善が期待できます。

症状の発症の仕方や性状から障害されている部位を特定します。

 

基本的に中枢性の症状であるため、治療の対象は大脳か延髄(脳幹)、骨盤レベルの脊髄となります。経験的には、男性の陰部痛は主に骨盤レベルの脊髄、女性の陰部痛は延髄(脳幹部)が原因となっていることが多いと感じます。特に難治性の場合は、大脳や脳幹、脊髄、自律神経系など多系統の障害が慢性化していることもあります。

 

多くの場合は延髄や脊髄、脊髄から分岐する神経の根元(神経根)の部分に、循環障害や圧迫、摩擦などの負荷がかかることによって神経が炎症を起こし、慢性化してしまっています。脳幹や脊髄の炎症、自律神経系の機能不全は、薬や理学療法の効果が到達できない部位であるため、一般的な治療ではなかなか改善しないことが多いです。

慢性化した症状は、日常生活のストレスなどでも負の循環が生じやすいものです。睡眠、食事、運動など基本的な良い生活習慣は、心身の機能回復にいい効果があります。痛みを抱えながらの日常生活でいい習慣を維持するのは、とても難しいと思いますが、治療とあわせてサポートさせて頂くことで、できるだけ早期の改善をはかって参ります。